初代 由水十久

夢 幻 泡 泛 展

 

昭和59年4月開催・主催紺文工芸館

幼き日々への郷愁と子供によせる限りない慈しみの情をこめて加賀友禅作家・由水十久が描きつづけた童たちの世界。
その何気ないしぐさや、表情のひとつひとつが過ぎ去りし日の憧憬を誘います。代表的な染絵作品「千歳」「初釜」「ややこ踊り」「唐子」をご紹介いたします。
文様として最も扱いにくいとされる人物を終生のテーマとして、最も得意とする童児をはじめ、能・歌舞伎・郷土芸能、あるいは古典文学などに基づいた人物をモチーフに、自然の中に人物を巧みに配した文様には他の追随を許さぬ独自の世界があります。


千 歳


初 釜


ややこ踊り


唐 子


初代 由水十久プロフィール

大正 2年  金沢市加賀大野港(現在の金沢港)に生まれる
昭和 2年  京都に出て、紺谷静蕉の門に入り友禅染の修行を始める
昭和13年  京都で独立
昭和22年  金沢に帰り仕事を始める
昭和41年  東京・大阪・神戸・金沢・仙台・高松など各地で個展開催
昭和48年  加賀染振興協会理事となる
昭和50年  「由水十久作品集」出版(フジアート出版刊)
昭和52年  伝統工芸士に認定される
昭和53年  石川県指定無形文化財加賀友禅技術保持者に認定される
 染絵「うなゐ」豪華本出版
 イギリス オックスフォード・西ドイツ デュッセルドルフにて個展開催
昭和57年  「夢幻泡泛」豪華本出版
 アメリカ シアトル市文化ホールにて個展開催
昭和58年  「夢幻泡泛」原画50点日本縦断展開催
 第6回石川テレビ賞受賞
昭和59年  ユニセフ(国連児童福祉基金)の’84版グリーティング・カード絵柄に
 染絵集「うなゐ」より2点採用され、各地で発売される
昭和63年  「第8回伝統文化ポーラ大賞」受賞
昭和63年  7月10日死去 享年74歳

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