手染め職人の技を見る型と色の世界「見る・思う・描く・染める」

作品
下平清人作「花篭と春夏秋冬」

期間 平成22年5月21日(金)〜6月20日(日)
時間 10:00〜18:00
会場 シルクホール(紺文5階)
休日 毎週水曜日

型染という伝統の仕事

型染めというと、多くの方が手書き友禅に比べて「比較的簡単に多くを染められる」というイメージを 持たれます。しかし、自由なフリーハンドの手描き友禅とは違い、型染めは多くの手順を必要とすることはあまり知られておりません。伊勢型小紋に使われる型紙は、紙を作る職人さんも激減し、 近い将来なくなるのでは?といわれております。染める職人も長時間の腰を曲げての重労働に、 後継者がいないのが現状です。紅型を含む型絵染めは、道具を作るのも作家自身の根気の要る仕事です。 そんな型染めによる手仕事を集めた本展覧会を是非ご覧頂き、 今では貴重になった職人さんの手仕事を見ていただけたら幸いです。


人間国宝 城間栄喜作
「瑞垣に草蝶葉段文様」

人間国宝 小宮康孝作
「伊勢型小紋」

人間国宝 芹沢C介作
「八雲村道文」

人間国宝 芹沢C介作
「小川紙漉文」
その他出品作品(予定)

城間栄順作「踊り衣装」
人間国宝 鎌倉芳太郎「松梅雪鶴亀文」
人間国宝 中村勇二郎「古代菊型紙」
芹沢C介 染額・屏風
下平清人 染額・屏風

伝承を受け継ぐ職人の手仕事伝統の手仕事展

期間 平成22年5月21日(金)〜6月20日(日)
時間 10:00〜19:00
会場 紺文2階特設会場
休日 毎週水曜日

伝統の職芸 型絵染めの伝承作家「下平清人新作展」

型絵染めの第一人者、故人間国宝芹沢C介の工房に長年仕え、 その仕事に惚れ、学び、昼夜を問わず制作に励んだ彼のこころには、型絵染に真剣に取り組む 芹沢作品の流れが見られると思います。今でも、構図に描き、型を彫り、染める仕事を黙々としている姿は作家というより職人の魂を感じます。先生と呼ばれることを嫌う、 無骨な作家下平さんの新作に彼の心意気を感じてください。

●下平清人プロフィール
昭和11年 長野県飯田市に生る
昭和31年 人間国宝芹沢C介に師事 国画会初入選 日本民芸館展初入選
昭和33年 国画会新人賞受賞
昭和37年 日本民芸館展奨励賞受賞
昭和40年 国画会野島賞受賞
昭和45年 国画会会友優作賞受賞
昭和47年 国画会審査員
昭和60年 東京・京都にて20周年 個展開催
昭和61年 連展厚生大臣賞受賞
昭和62年 富士美術賞受賞
平成2年 第三文明展 第三文明賞受賞 栃木県展審査委員長
平成3年 飯田市美術博物館にて個展開催

伝統の職芸琉球紅型綜家 城間家十五代目「城間栄順 喜寿記念展」

琉球王国の正装の作製を認められた紅型の綜家の城間家。
十五代目の城間栄順先生は、父・人間国宝故城間栄喜からの流を汲みながらも常に新しい創作活動に取り組んできました。そんな城間栄順先生も喜寿を向かえられ、その喜びを紅型の新作で今回発表いたしました。その喜寿記念展の新作の中でも、 今回は城間先生が特別に思いを込めた「琉球藍(琉球愛)」をテーマとした作品を中心にご覧ください。

城間栄順プロフィール
1934年 那覇市に生まれる
首里高校卒業、人間国宝である父、城間栄喜とともに家業に従事する
1984年 沖縄三越にて「城間栄喜 栄順親子展」開催
1985年 琉球新報産業活動受賞
1991年 沖縄タイムス芸術選賞大賞受賞
2002年 日本伝統工芸会NHK会長賞受賞

伝統の職芸 無限を染める霞染め「伊勢型人間国宝コラボレーション展」

鮫小紋 養老錐 鮫小紋と養老錐
(2枚重ねて完成した文洋)

人間国宝の制度が制定された時、伊勢型紙の産地からは五人もの認定がされました。 その中でも、今までにない作品が今回生み出されました。
京都の染め職人の手により、贅沢にも中村勇次郎と南部芳松の型紙を重ね合わせて染め上げた幻の小紋が出来上がりました。
現存の枚数が非常に少ない人間国宝の型紙を使った、伝統のわざと新しい技術の組み合わせをお楽しみください。

南部 芳松 略歴
明治37年 10歳にて修行始める
昭和21年 伊勢型紙彫刻組合が結成され初代理事長となる
昭和30年 人間国宝(初代)に認定
昭和35年 紫綬褒賞受賞
昭和50年 皇太子(現天皇)・皇太子妃殿下上覧
昭和51年 82年の生涯終わる
中村勇二郎 略歴
明治35年 三重県鈴鹿市に生まれる
大正3年 父・兼松について修行
昭和30年 人間国宝(初代)に認定
昭和50年 皇太子殿下(現天皇)へ「瑞雲祥鶴の図」献上
昭和55年 浩宮殿下へ「四君子の図」献上
昭和55年 昭和天皇に「古代菊の図」献上
昭和60年 83年の生涯終わる

伝統の職芸 至高の日本刺繍「紫峯の芸術的刺繍」

京都・西陣で帯を制作するために芸術を追求してきた紫峯。 みずから日本画を所蔵し、その芸術性を日常に感じとりながら、制作時の感性に活かし数多くの逸品を生み出してきました。
今回は安土・桃山時代の小袖を参考にした刺繍訪問着や、琳派に学んだ刺繍袋帯の新作を発表します。是非、ご覧ください。


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