「近衞家 陽明文庫 秘宝展」は2000年5月18日(木)〜6月18日(日)に開催いたしました


 
御所人形
御所人形        江戸時代

 御所人形は江戸時代宮廷や公家・門跡寺院などで愛玩されていたところからの呼び名であるが、本来は、胡粉仕上げで白く美しい肌色から「白肉(しらじし)人形」、大名などから宮中や公家へ献上物があった時その返礼の土産物としたことから「お土産人形」、あるいは、大阪今橋の人形問屋の名から「伊豆蔵人形」などと呼ばれていたらしい。その他にも頭が大きいのが常なので「頭大(づだい)」、また「狂(くるい)」などの名もある。近衞家でも歴代の夫人、姫君の愛玩人形が多く伝わっていたであろうが、その大部分が現在の文庫に収蔵されぬまま、戦災の灰燼に帰した。しかしかなりの逸品が現存し、図の頭巾被りなども比較的製作年代の古い秀作である。