「近衞家 陽明文庫 秘宝展」は2000年5月18日(木)〜6月18日(日)に開催いたしました


 

白磁無地金襴手馬上盃「金琺瑯」
清時代   一口

径 15.5  高 21.0

 清朝初期のごく薄手の磁器。外面は本体、蓋とも全面無地の金彩を施し、内側は白磁で寿字に双竜をからませた彫文がある。形は馬上盃で本来の用途は不詳であるが、近衞家熈はこれを茶湯の菓子器として用いたことがその茶湯之記に見受けられる。また家熈の言行録である山科道安著「槐記」には「先年薩州より献上」とあり伝来経路が知れるが、「オランダの焼物なり」とあるのは誤りであろう。